天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
カークより一年長く、剣術を習っているのが効いているのだろう。近いうちに、追い抜かれそうな気もするけれど。
「ふたりとも、終わった?」
訓練を終えた騎士達が、駐屯所に戻っていくのを見送ってから声をかける。カークとディートハルトは、タオルでごしごしと汗を拭いていた。
「おうっ!」
と、ミリエラに元気のいい返事をしたカークは、ミリエラの手元にある記録機に目を輝かせる。
「今、撮ったのか?」
「うん。パパと一緒に記録板を作ったからね。あとで、部屋に持って行ってそっちで見ようよ」
カークとディートハルトの様子を撮ったのは、彼らの修業の役に立つのではないかと思ったからだ。
「僕は、近いうちにカークにかなわなくなりそうだよ」
「カークは力があるもんねぇ」
一年長く剣術をやっているのに、とディートハルトは残念そうであるが、訓練に費やす時間が違うのだから仕方ない。
「パパがね、あっちにお茶を用意してくれるって。行こ!」
今日は天気がいいから、庭園の一角に敷物が用意され、そこにピクニックバスケットが持ち出されている。冷たくて甘いお茶に、たくさんのお菓子。
「ふたりとも、終わった?」
訓練を終えた騎士達が、駐屯所に戻っていくのを見送ってから声をかける。カークとディートハルトは、タオルでごしごしと汗を拭いていた。
「おうっ!」
と、ミリエラに元気のいい返事をしたカークは、ミリエラの手元にある記録機に目を輝かせる。
「今、撮ったのか?」
「うん。パパと一緒に記録板を作ったからね。あとで、部屋に持って行ってそっちで見ようよ」
カークとディートハルトの様子を撮ったのは、彼らの修業の役に立つのではないかと思ったからだ。
「僕は、近いうちにカークにかなわなくなりそうだよ」
「カークは力があるもんねぇ」
一年長く剣術をやっているのに、とディートハルトは残念そうであるが、訓練に費やす時間が違うのだから仕方ない。
「パパがね、あっちにお茶を用意してくれるって。行こ!」
今日は天気がいいから、庭園の一角に敷物が用意され、そこにピクニックバスケットが持ち出されている。冷たくて甘いお茶に、たくさんのお菓子。