天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
むぅっと膨れながら父の様子をうかがっていたら、そっと横からイチゴジャムのプチタルトが乗った皿が差し出される。そちらを見ると、にこにことしながら皿を出しているのは、この国の第一王子ディートハルトであった。
「こっちのクッキーもうまいぞ。ミリィ、イチゴのジャムがついたクッキー」
イチゴのジャムでちょこんと飾りをつけたクッキーをたっぷり乗せた皿を両手に持っているのは、ミリエラの乳兄弟で将来の護衛騎士候補であるカークである。
(昨日から、王宮に泊まってるって聞いてたけど、馴染み過ぎじゃない?)
ミリエラと一緒にいる時間の長いカークは、ディートハルトにとっても友人であった。
たぶん、ディートハルトにとっては一番親しい友人のひとりだろう。ちなみに、もうひとりはミリエラである。
昨日から、騎士団の訓練に参加させてもらうために、ディートハルトの部屋にカークは宿泊している。ここまでなじんでいるところを見ると、ミリエラをのけ者にして、楽しいことをしていたらしい。
騎士の家の子で、本来ならまだ王宮には来られるような身分ではないのに、我が家のようなくつろぎっぷりである。
「こっちのクッキーもうまいぞ。ミリィ、イチゴのジャムがついたクッキー」
イチゴのジャムでちょこんと飾りをつけたクッキーをたっぷり乗せた皿を両手に持っているのは、ミリエラの乳兄弟で将来の護衛騎士候補であるカークである。
(昨日から、王宮に泊まってるって聞いてたけど、馴染み過ぎじゃない?)
ミリエラと一緒にいる時間の長いカークは、ディートハルトにとっても友人であった。
たぶん、ディートハルトにとっては一番親しい友人のひとりだろう。ちなみに、もうひとりはミリエラである。
昨日から、騎士団の訓練に参加させてもらうために、ディートハルトの部屋にカークは宿泊している。ここまでなじんでいるところを見ると、ミリエラをのけ者にして、楽しいことをしていたらしい。
騎士の家の子で、本来ならまだ王宮には来られるような身分ではないのに、我が家のようなくつろぎっぷりである。