天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
ふわりと現れたエリアスは、その長い尾でカークとディートハルトの目に触れた。こうすることでエリアスの力を分け与え、精霊を見ることが可能になるのである。
「いらっしゃいませー」
「お茶をどうぞ」
口々に言いながら、翼の生えた白く小さな猫達が、力を合わせてティーポットを持ち上げ、それぞれのカップに注ぐ。とても可愛らしい光景だが、これを見ることができるのは精霊眼を持つミリエラと、エリアスの許しを得た者だけである。
「……あいかわらずすごいな!」
精霊猫達を見たカークが、感嘆の声を漏らす。
「ふたりとも、いっぱい食べてよね! この間、ミリィがカークを怒らせちゃったお詫びなんだから」
「あれは、俺も悪かったって」
ほら、大丈夫とミリエラは安堵した。
カークもディートハルトも、笑っているじゃないか。三人の友情は、きっと大人になっても色あせることはない。
「いらっしゃいませー」
「お茶をどうぞ」
口々に言いながら、翼の生えた白く小さな猫達が、力を合わせてティーポットを持ち上げ、それぞれのカップに注ぐ。とても可愛らしい光景だが、これを見ることができるのは精霊眼を持つミリエラと、エリアスの許しを得た者だけである。
「……あいかわらずすごいな!」
精霊猫達を見たカークが、感嘆の声を漏らす。
「ふたりとも、いっぱい食べてよね! この間、ミリィがカークを怒らせちゃったお詫びなんだから」
「あれは、俺も悪かったって」
ほら、大丈夫とミリエラは安堵した。
カークもディートハルトも、笑っているじゃないか。三人の友情は、きっと大人になっても色あせることはない。