恋した先輩には病みがある!?
それから手を繋ぐまでがいつもの流れです。

それに付け加え今日は期待するように繋いでいない方の手を見られました。

これは完全にバレンタインのことを意識していますね。

そわそわしている斗愛くん可愛い!

ですがそれを渡すのは放課後と決めています!

なのでここは知らんぷりといきましょう。


「そんなに恋桃を見つめてどうされました?あ、もしかして見惚れてました?」


意地悪な顔でそういうと斗愛くんは恋桃に顔を近づけました。

えっ、えぇ!!?!?


「そんなのいつもだよ」
「ふあっ」


反射的に目をつぶっていた恋桃をからかうように斗愛くんは笑いました。

なっ、今日こそは恋桃が主導権を握って斗愛くんはをドギマギさせようとしていたのに!

今キスされるんじゃないかって期待しましたのに!!

って、え!?!?

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