恋した先輩には病みがある!?
嬉しさと感動のあまり言葉を失いました。


「それだけ桃ちゃんは、俺にとって特別なんだと思うよ」
「斗愛先輩の・・・特別・・・・・・」


なんて魅惑的な言葉なんでしょう。

まるで先輩に「好き」だと伝えられたようです。

ずっと気持ちを伝え続けてきましたが、今ほど成果を感じたことはありません。


「先輩、恋桃は先輩のことが大好きです」


気づいた時には先輩への気持ちがあふれていました。

先輩はいつもよりも優しく微笑んでくれました。


「知ってるよ。ありがとう」
「えへへ、急に言いたくなっちゃいました」
「・・・・・・・あーかわい」
「へ、え、今、かわい、って、え」


ここにきて不意打ちをくらいました。

今日だけで何度先輩に喜ばされたでしょうか。


「ん?あぁ、急に言いたくなっちゃった」


それ恋桃が言ったセリフーーーーーーー!!!!!!!

わざと同じことを言う先輩のお茶目さがたまりません。

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