恋した先輩には病みがある!?
初めて友達が出来た。
損得が関係しない関係が新鮮だった。
女子からは相変わらずモテたが、高校生にもなればある程度のスルースキルを身につけていたので何とかなった。
そのうち「みんなの筒井君」として遠巻きに見られることが多くなった。
隠しているつもりだろうが視線がうるさい。
それでも今までよりはマシだった。
友達が出来て、女子からの接触が減った。
充分じゃないか。
それなのに、何かが足りない気がする。
本当に欲しいものはまだ手に入っていない。その正体が何かは分からないが、それだけは確かだった。
そんなときに────
「斗愛先輩好きです!恋桃と付き合ってください!」
────────恋桃が現れた。
恋桃のように一回告白を断っても何度もアタックしてくる人はいた。
それももって一ヶ月で、知らない間に他の男子に目移りしていた。
だから恋桃もその中の一人なのだろうと決めつけていた。
損得が関係しない関係が新鮮だった。
女子からは相変わらずモテたが、高校生にもなればある程度のスルースキルを身につけていたので何とかなった。
そのうち「みんなの筒井君」として遠巻きに見られることが多くなった。
隠しているつもりだろうが視線がうるさい。
それでも今までよりはマシだった。
友達が出来て、女子からの接触が減った。
充分じゃないか。
それなのに、何かが足りない気がする。
本当に欲しいものはまだ手に入っていない。その正体が何かは分からないが、それだけは確かだった。
そんなときに────
「斗愛先輩好きです!恋桃と付き合ってください!」
────────恋桃が現れた。
恋桃のように一回告白を断っても何度もアタックしてくる人はいた。
それももって一ヶ月で、知らない間に他の男子に目移りしていた。
だから恋桃もその中の一人なのだろうと決めつけていた。