どうなってもかまわない。
真夜中の光
私は、至って普通の平々凡々な女子高生だと思う。





なのに、今日、全てを失ってしまった。






たった数時間で、私にはなんにもなくなった。





だったらもう、全てがどうでもいいとすら思えてきた。






「…私を、殺して」





そう言って手を差し伸べたのは、漆黒の艶髪をもった男の子だった。

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