鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「…ぶっ殺す」


は、はぁ、!?なに言ってるの!?殺す??
お兄ちゃんならワンチャンありそうなのが怖い。


でも……いくらお兄ちゃんでも、鳳条先輩を殺すなんて不可能だと思う。


「お兄ちゃん……無理だよ。」


「は?」


「その人、とっても強いの。」


「へぇー、まぁ、桜妃の隣に立つなら強くて当たり前じゃないとな、」


誰に向けるわけでもない挑戦的な笑みを浮かべるお兄ちゃん。


ほんと、、なんでそんなに過保護なの………


私がムスッと頬を膨らませると、お兄ちゃんは気が抜けたような笑顔を浮かべて、私の頭に手を乗せた。


「そんな顔すんな。」


と………


「桜妃、今日のご飯は桜妃の好きなハンバーグだってさ。」
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