鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
共通点なのかもしれないのが嬉しくて、声が大きくなる。


「いや……さ、彗斗から、桜妃の友達に聞いてもらったんだ。」


「え?」


「そしたら、桜妃はリンゴジュースが好きだって…だから用意した。」


……なにそれ、、鳳条先輩……私のために??


どうしよう、すごく嬉しい……それに、鳳条先輩……なんか可愛い……


狼って名前だけど、照れる先輩は、わんちゃんに見える……。


「ありがとうございます。頂いてもいいですか?」


「あぁ、用意してくる。」


なんか嬉しそう……。……鳳条先輩にもこういうところあるんだ……。


あぁぁ、もう今日これだけで十分かも…
なんてね、


「桜妃?なんでそんなニコニコしてんの?」
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