鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
あ、、そうだよ、ね。自惚れすぎだ。


鳳条先輩の子供だったら、相当可愛くて、相当いい子なんだろうな……。


だから絶対私みたいのじゃない。


「桜妃、違うからな?」


「へ?」


「好きな女が自分の子供なんて嫌だろ。」


えっと、、?え?


「俺は桜妃を彼女にしたいから。」


それって……え??どういうふうに受け取ればいいの??


言ってしまって……いいのかな。
鳳条先輩の言葉の意味が何にしても。


うん、私言いたい。


「鳳条せんぱっ、私…」


私は、、鳳条先輩が好きなんだって、伝えようとした瞬間、鳳条先輩に手で口を覆われた。


「ふぇ、」


「いらない。」


視界が歪んでいく。
ドックンっ、ドックン、、


あれ、?振られた、、、?


鳳条先輩の言葉をすぐに理解することが出来なくて、、私の頭の中は真っ白だった……。
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