鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「人…凄いですね……」


「そうだな……。桜妃は何か、欲しいものあるか?」


欲しいもの……なんでもいいのかな。


でもこういう時って、最初は何を頼むのがベストなんだろう。


経験が全くなくて、分からない。


でも、変なことして、鳳条先輩に幻滅されたくない。


なんて……好きな人とか出かけるのって、こんなに緊張するものなんだ、、


世の中の恋する女の子たちはみんなこれを経験しているの?


すごいっ、、


「桜妃?なんでもいいんだぞ?」


「えっと、じゃあ……りんご飴を…」


「分かった、買ってくる。」


「え!?いやいや、大丈夫です!自分で!」


鳳条先輩は なんで とでも言わんばかりの表情。


でもっ、、さすがに……
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