鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。

私がそんなことを考えている間に、鳳条先輩は私の手を引いて、りんご飴の屋台の前に向かった。


「すみません、りんご飴1つ。」


「はいよ」


「鳳条先輩っ、」


「いいんだよ、俺から誘ったんだから。」


「っ」


大丈夫だって言い続けるのも、良くないのかな、、


鳳条先輩がせっかく言ってくれてるんだから、甘える……？？


…よし、絶対今度お礼しよう。


そう心の中で決めて、屋台のおじさんから、りんご飴を受け取った。



「鳳条先輩は、欲しいものないんですか！？」


「んー、焼きそば」


んんっ！？なにそれ！可愛いっっ、、、


えぇ、どうしよう、鳳条先輩がすごく可愛い、


男の人は可愛いって言われるのあんまり好きじゃないって聞いたことあるけど、今の鳳条先輩は可愛すぎる……。


「私買ってきます！」