鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「俺は……桜妃の元を離れます。」


「は?」


「全てが……片付くまで。」


どういう事だよ、何言ってんだこいつ。


「……直接会って、お話できますか。」


こいつは……何をしようとしてるんだ、、


意味が分からなかったけど、でも…桜妃とこいつの間にあったことを…それぞれの話を……しっかりと聞きたいと思った。


「分かった。明日、夜18時。駅前で待ってる。」


「はい、必ず行きます。」


鳳条とはそれだけ話して、電話を切った。


車のドアを開けて、1人で大人しく待っていた桜妃に声をかける。


「桜妃!帰るぞ。」


「う、うん、」


あぁ、ほんと空元気だな、、


無理して口角上げて……


そんなに頑張らなくていいっての。
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