鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「そうだな、じゃあ、お前ら全員解散!くれぐれも1人になるなよ。」
中心となって会議を進めていた彗斗が指揮をとる。
『はい!!!』
「狼には個人的に話がある。」
「分かった。」
全員帰る前に、別室に連れて行かれる。
「なんだ?」
「なんだってなんだよ。続いてるんだろ、桜妃ちゃんからの手紙」
「あぁ。」
2週間前ぐらいから下駄箱に入れられるようになった桜妃からの手紙。
初めて、紙を見つけた時は、誰かのいたずらかと思った。だけど……それは桜妃からのものだった。
『もう一度話したいです。』『ちゃんと話したいです』
桜妃は俺と向き合おうとしてくれている。
……桜妃に会いたい……
桜妃があの日、俺の名前を呼んだくれたことも、本当は凄く嬉しかった。
中心となって会議を進めていた彗斗が指揮をとる。
『はい!!!』
「狼には個人的に話がある。」
「分かった。」
全員帰る前に、別室に連れて行かれる。
「なんだ?」
「なんだってなんだよ。続いてるんだろ、桜妃ちゃんからの手紙」
「あぁ。」
2週間前ぐらいから下駄箱に入れられるようになった桜妃からの手紙。
初めて、紙を見つけた時は、誰かのいたずらかと思った。だけど……それは桜妃からのものだった。
『もう一度話したいです。』『ちゃんと話したいです』
桜妃は俺と向き合おうとしてくれている。
……桜妃に会いたい……
桜妃があの日、俺の名前を呼んだくれたことも、本当は凄く嬉しかった。