鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。

26 (私だけが知らなかったこと)

26 (私だけが知らなかったこと)


今日のレンくん……なんか凄かったな……


心に、直接語りかけられているみたいだった…


レンくんも……ああいう経験があったのかな…



余韻に浸りながら、1人で家へ帰る。


「ただいま〜」


みんな忙しいのか、誰の返事も聞こえない。


まぁ、、いっか。


1人で勝手に納得して、洗面所に向かった時だった……


ドアの向こうから……お兄ちゃんの話し声が聞こえた。


誰かと…電話してる……??




「明日なんだな、鳳条。」




えっ……鳳条……??


待って、なんでお兄ちゃんが鳳条先輩と電話をしてるの??


明日って……なに??


明日、何があるの、、



「桜妃のことは大丈夫だから、……頑張れよ」
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