鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
久しぶりに……テレビでも見ようかな……


そう思って、テレビをつけて、ボッーと眺めていると……リビングにピンポンの音が鳴り響いた。


……ん??誰だろう??


宅配便かな??



「はーい」


誰なのか確認しないままドアを開ける。


と、光が飛び込んできた瞬間に、腕をガッシリと掴まれた。


「だれっ、ですか!」


「あんたが鳳条 狼の女?」


「は、?」


ちょっと待って……まさか……


身体中から冷や汗が溢れてくる…。


「めっちゃ可愛いね、あんた」


「っっ、、」


「なんで、ここに来たのか知りたい?」


そりゃあ、知りたいですよ!!


私、暴走族じゃないのに……家まで来るとか普通に考えて犯罪!!


「そんな怖い目で睨まないで。」
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