鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。

28 (付き合ってる宣言)

28 (付き合ってる宣言)


次の日……私が狼くんと一緒に登校したことで、校内は騒ぎになっていた……らしい。


琴莉ちゃんから聞いた話だから、詳しいことはよく分からない。


ただ………


「桜妃!本当におめでとう!!」


狼くんと付き合うことになりました と琴莉ちゃんに報告すると、琴莉ちゃんは自分の事のように泣いて喜んでくれた。


「ほんっとに良かったね」


「うん、ありがとう…」


「女子みんな泣いてて、流石鳳条先輩って思った」


え?泣いてた……??


「鳳条先輩ファン沢山いるからね、密かに恋してた子も。」


そうなんだ……分かっていたつもりだったけど…そんなに…


「あ、違うんだよ!?桜妃は何も気にしなくていいんだからね!」


「う、ん、ありがとう。」


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