鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「とられ……??」


「桜妃は"俺"の彼女だからな。」


俺の というのをやたら強調した狼くん。


「なっ、桜妃は!"私"の親友です!」


えぇ、、何が起こってるの……


これは一体どういう状況で……


「あ?」


ちょ、狼くんっ!


ダメ!!


「あのっ!!良かったら!クリスマスイブは琴莉ちゃんと、クリスマスは狼さんととかどうですか?」


脳内にパッと浮かんだ私なりの考え。


2人の予定もあるし、もちろん無理だと思うけど……


そう思っていた矢先…



『分かった!!』『分かった』



と、2人の声が重なった。


「え?」


まさかOKが出るとは思っていなくて、素っ頓狂な声がもれる。


「私はクリスマスイブね!私の家でクリスマスパーティーしよ!」
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