鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「すごいっ、」


やっぱり…琴莉ちゃんって天才だ……


「えへへ、桜妃が来るから張り切っちゃいました!」


「ありがとうっ!琴莉ちゃん!お手伝い出来なくてごめんね?」


「ううん!いいのいいの!ジュースとお菓子、ケーキも用意してあるから早速始めよう!」


「うんっ!」


琴莉ちゃんが言った通り、白いテーブルの上にはお菓子が沢山置かれていて、琴莉ちゃんはケーキーを取ってくる、と下へ降りていった。


座ってて…いいのかな?あんまり友達のお家にお邪魔したことがなくて、どうしたらいいのかよく分からない。


地べたに座っちゃおうかな…


迷いながらもそうしようと1人で頷いて、ふわふわのカーペットの上に腰を下ろした。


と、そのタイミングで部屋のドアが開かれる。
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