鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「あれ?桜妃?ベッドの上とかに座ってもいいんだよ?」


「あ……どうしたらいいか分からなくて……」


「あ!うんうん!いいんだよ!?」


琴莉ちゃんは、慌てた様子でショートケーキを2つテーブルの上に置いて、私の頭をなでた。


「えっと、?」


「可愛いね、ほんと。」


可愛い……かな、いつもと変わらない感じで来たけど……


「そんな桜妃には!」


「じゃん!これを着てほしいの!」


私の目の前に現れたのは……


「サンタ…さん?」


「そう!サンタコス!」


えっと…すごく可愛いんだけど…これ、スカート短すぎないかな!?


「ダメかな……?」


うぅぅぅ可愛い……


そうだよ!私!琴莉ちゃんが私のことを思って用意してくれたんだから!


それに、琴莉ちゃんしか見ないからね!
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