鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
ずっと、私に救われていた、とかたくさん言ってくれたことはあるけど……


レンくんはアイドルであって、そういうのをもらすのは良くないから…


黙っておこう。


「違うよ!レンくんはみんなに優しいから……私推してて良かったなぁって思ってる。」


「うん!そうだね!」


…と……そう言えば、琴莉ちゃんはいつも私の話ばかり聞いてくれるけど……話したいことはないのかな?


すごく聞きたい……


「こ、琴莉ちゃんって、す、きな人とかいないのっ?」


「え?ははっ、桜妃かわいー慣れてないでしょ?自分から聞くの。」


う、バレバレだ………


「でも…」


琴莉ちゃんは一気に顔を赤く染めて、恥ずかしそうにフードを被った。


「私も……いるよ、?一応ね」


「え!?そうなの??」
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