鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「…俺もそうだな、桜妃がいるだけで楽しい。」


「えへへ、ありがとうございますっ」


「…今日も可愛いな、」


っっ、、今日も当たり前のように褒めてくれる狼くんが彼氏なんて……ほんとに幸せだ……


街には幸せそうなカップルが沢山いるけど、私も負けないくらい幸せだって言える。


駅を出て、早速ショッピングモールに入ると、想像以上に人で溢れていて……


私たちはそんな中、クリスマス仕様のお店を巡った。






「ん、可愛い」


「可愛すぎる」


洋服を見てもらっていたんだけど……どれを見せても「可愛い」しか言わない狼くん。


「と、特にいいのって…」


「桜妃はなんでも似合うからな…」


だけど、私が悩んでいると、狼くんも真剣に、私の全身を見つめて悩んでくれる。
< 284 / 302 >

この作品をシェア

pagetop