鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「現に他の団の子がそうなってるし…」


「鳳条先輩、、何出るのかな、琴莉ちゃん知ってる?」


情報の早い琴莉ちゃんなら知ってそう。


「え、桜妃知らなかったの??桜妃なら1番最初に聞いたものだと思ってた…。」


えぇ、全く聞いてなかった。


「仕方ない、この私が教えてあげよう。」


「ありがとう!」


笑顔で琴莉ちゃんの話に耳を傾けた。


「鳳条先輩はね、競技は任せるって言ったらしいの。だから先生が決めたんだけど、全部得点が高い競技らしいよ。」


「というと?」


「団対抗リレー、クラス対抗リレー、100m、借り物競争、」


わ、全部めちゃめちゃ走るやつだ……。


「大変だね…先輩…。」


「そう!だ、か、ら!桜妃が先輩かっこいいとか、走ってる先輩好きとか言ってあげればいいの!」
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