鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
私としたことが、、なんで忘れてるの、、


鳳条先輩、もうお昼食べちゃったかな、、


「桜妃!迷ってるぐらいなら行ってきな!鳳条先輩が迷惑って思うわけないんだから!」


「う、うん、行ってくる!」


私は急いで応援席に戻って、お弁当を手に取った。


鳳条先輩は、どこにいるんだろ、、


震える手で鳳条先輩とのトーク画面を開いて、
「どこにいますか」と入れる。


するとびっくりするぐらい早く既読がついた。


「鳳凰の溜まり場」


と返信がくる。


鳳凰の溜まり場、、前に連れて行ってもらった場所だ…。覚えてる。


私はお弁当を落とさないように大事に抱えて、鳳凰の溜まり場に向かった。
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