鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「キモイって思ってもらって構わない。ただ、ほんとに気づくのが遅すぎた。成瀬さんはこんなに近くにいたんだね、成瀬 桜妃って同姓同名だと思ってたからさ、よく考えるべきだった。」
「………えっと、確かに、その封筒は私が作ったものなので、手紙も私だと思います。だけど………好きになってもらえるほど、私…素敵な文書いてない…で、す。」
『ファン』として、大好きでたまらないレンくん。いつか絶対会いたいって思っていた。
そんなレンくんと同じ学校になれたってことだけでもう一生分の運を使いきったんじゃないかって思うほどの奇跡なのに、更に、私を知ってくれていて、今私に話しかけてくれていて、そして……私に恋をした?
夢だとしか思えないのだ。どうしても。
「………えっと、確かに、その封筒は私が作ったものなので、手紙も私だと思います。だけど………好きになってもらえるほど、私…素敵な文書いてない…で、す。」
『ファン』として、大好きでたまらないレンくん。いつか絶対会いたいって思っていた。
そんなレンくんと同じ学校になれたってことだけでもう一生分の運を使いきったんじゃないかって思うほどの奇跡なのに、更に、私を知ってくれていて、今私に話しかけてくれていて、そして……私に恋をした?
夢だとしか思えないのだ。どうしても。