この恋はDDで。
「はい。じゃあこれ。宜しくお願いします」
「ありがとうございます。本当に助かりました」
店長から今度こそストレリチアを受け取り、私は馬場君と店を後にする。
「馬場君、さっきは本当にありがとう」
車に乗り込むと同時に、馬場君にお礼を言う。
「いいって。だって実際迷惑かけてんのはホテルの方だし」
「でも。さっきの馬場君、なんていうか、その……」
馬場君がニヤついている。
「ん? 何? かっこよかった?」
「へっ⁉︎ あ、えっと、その……ほ、ホテルマンぽくてかっこよかったよ」
「いや、『ぽい』じゃなくてホテルマンだからな?」
ふふっ、と思わず笑ってしまう。
時間は二時十分過ぎ。今からホテルに向かえば、三時前には到着できる。キリヤの事務所でストレリチアの長さを少し調整して花瓶に入れて……。
うん、十分間に合いそう。良かった。
「ありがとうございます。本当に助かりました」
店長から今度こそストレリチアを受け取り、私は馬場君と店を後にする。
「馬場君、さっきは本当にありがとう」
車に乗り込むと同時に、馬場君にお礼を言う。
「いいって。だって実際迷惑かけてんのはホテルの方だし」
「でも。さっきの馬場君、なんていうか、その……」
馬場君がニヤついている。
「ん? 何? かっこよかった?」
「へっ⁉︎ あ、えっと、その……ほ、ホテルマンぽくてかっこよかったよ」
「いや、『ぽい』じゃなくてホテルマンだからな?」
ふふっ、と思わず笑ってしまう。
時間は二時十分過ぎ。今からホテルに向かえば、三時前には到着できる。キリヤの事務所でストレリチアの長さを少し調整して花瓶に入れて……。
うん、十分間に合いそう。良かった。