明日には居ない君の物語
んなっ!!

「馬鹿ってなに!?」

「そのままの意味だろ。お前が弱くなろうがなんだろうが俺がお前を見捨てて嫌いになるわけねぇだろ。ちゃんとずっと側に居てやる。だから無理だけはすんなよ」

「要も私に負けないくらい馬鹿だね…。ほんと馬鹿。そんなことで私のファーストキス奪ったわけ?私は、あんたの前からいなくなったりしないから安心しなよ。約束する。なんでかわかる?」

最後はちょっと要を試しすぎたかなって思ったけど、要なら受け止めてくれるから......。

「そんなことわかるわけねぇだろ。けどな、先に言っとく。俺は、涼香のことが好きだよ」

ほらね。

わかってた。

こうなるってわかってたから、私は要の側を離れないって約束することは無理だって理解してるのに要を試したんだ。
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