明日には居ない君の物語
なんやかんや、いろんな手続きを終わらせた俺は路畑に電話をかける。

トゥルルルル…

1度目でコールが切れる。

「あ、路畑?お前、助けてくれたんだって?ありがとな」

『あんたねぇ、ありがとなじゃないでしょ!?!?ばっかじゃないの!!どれだけ心配したと思ってんの!?涼香が心配するでしょ!?!?!?!?!?」

そうだよな…

「わりぃ…」

『ほんと、あんたが死んじゃったらりょ〜ちゃんに合わせる顔ないんだから…。心配させんな!」

あとで、涼香の好きなプリンでも買って仏壇にあげに行くか。

「とにかく、ありがとな」

『はいはい、じゃ、切るからね』

そう言って、路畑は電話を切る。
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