明日には居ない君の物語
「変わりたい、なんて言わないでくださいよ。それこそ涼香が怒りに来ます」

「そう、よね…。ごめんなさいね、暗くしちゃって」

涼香の母さんだって、無理してる。

無理してるときの顔、仕草、全部が涼香と似ていて重なる…いや、重ねてしまう。

「あ、これ涼香が好きなプリン買ってきたんで、食べてください。じゃあ、このあと行かなきゃならないところ
あるんで、帰ります」

「ありがとう、またいつでも遊びに来てね。それから、絶対に無理しないこと!!」

「はーい」

そう言って家を出る。

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