愛人でしたらお断りします!
「これ以上は、どうする?」
やっと唇を離した蒼矢が椿の目を覗き込んだ。
「これ以上……」
「椿にはわからないか。こうするってことだ」
ふいに、蒼矢の唇が椿の首筋にあてがわれた。
「あっ!」
これまで感じたことのなかった熱が、椿の身体の芯から湧き上がってきた。
「やだ蒼ちゃん……これ、なに?」
「じっとして」
椿が尋ねても蒼矢は無言で、その手と唇の動きは止まらない。
いつのまにかソファーに押し倒され、小柄な椿の上半身はすでにむき出しだ。
「蒼ちゃん、やめて。こわい」
「これでも?」
彼女の可愛く膨らんだ胸や淡い蕾は蒼矢の手によって自由に形を変えられていく。誰にも触れられてたことのない場所だ。
「ああっ」
いきなり強く握られて、あまりの刺激に声を上げてしまった。
椿は快感の渦の中にいて、もうなにも考えられなかった。