婚約破棄を希望していたのに、彼を愛してしまいました。
智明からの指示の元、光明くんが色々仕切ってくれているらしく智明は安心して在宅ワークできるんだとか。
まぁ、光明くんもかなり敏腕だし智明が安心して任せられるのも分かる気がする。
と、呑気にこんなことを思っている時。
「智明…」
「どうした? 何かあったか?」
「破水したっぽい…」
「破水ってあの破水か?」
「他にどの破水があるか教えてくれるとありがたい。じゃなくて、生まれるって!」
「分かった!」
2人で謎のやり取りをしたあと、私からの指示でテキパキと動き始める智明。
いやー、私たちってこんな時でも冷静に(?)よく分からないやり取りするんだな。
そこからはもう、痛みとの戦いでそんなことを考える余裕もなく。
「痛い痛い痛い…」
「俺の手、握り潰してもいいから握っとけ。ちゃんと隣にいるから」
分娩台に乗ってからも智明は、ずっと隣にいてくれた。
私は立ち会わなくていいって言ったのに、智明は絶対に立ち会いすると言って譲らなかった。
我が子が誕生する瞬間を、この目で見たいと。
「頭見えてきたよ〜」
「やっとだ…もう何時間戦ってるか分かんない…」
陣痛が来て、分娩台に乗るまでにかなりの時間を要した私。
痛いってのは知ってたけど、こんなに痛いなんて思わないじゃん。
まぁ、光明くんもかなり敏腕だし智明が安心して任せられるのも分かる気がする。
と、呑気にこんなことを思っている時。
「智明…」
「どうした? 何かあったか?」
「破水したっぽい…」
「破水ってあの破水か?」
「他にどの破水があるか教えてくれるとありがたい。じゃなくて、生まれるって!」
「分かった!」
2人で謎のやり取りをしたあと、私からの指示でテキパキと動き始める智明。
いやー、私たちってこんな時でも冷静に(?)よく分からないやり取りするんだな。
そこからはもう、痛みとの戦いでそんなことを考える余裕もなく。
「痛い痛い痛い…」
「俺の手、握り潰してもいいから握っとけ。ちゃんと隣にいるから」
分娩台に乗ってからも智明は、ずっと隣にいてくれた。
私は立ち会わなくていいって言ったのに、智明は絶対に立ち会いすると言って譲らなかった。
我が子が誕生する瞬間を、この目で見たいと。
「頭見えてきたよ〜」
「やっとだ…もう何時間戦ってるか分かんない…」
陣痛が来て、分娩台に乗るまでにかなりの時間を要した私。
痛いってのは知ってたけど、こんなに痛いなんて思わないじゃん。