婚約破棄を希望していたのに、彼を愛してしまいました。
「お土産どうしよう⋯」
「無難なのは菓子類だろうけど、形に残るものの方がいいのか?」
「めっちゃ悩むよね⋯」
「兄さんも蛍も悩みすぎじゃない? 落ち着いてみればお土産にぴったりなの結構あるけど」
たしかに、落ち着いてみると色んなお土産が売っていることに気づく。
こんなに種類あれば、良さげなもの選べそうだな。
「やっぱり定番はこれだよね⋯」
「北海道土産といえば、って感じだもんな」
「でもこれが安牌じゃない?」
「だな、これにするか。そんで、光明はなんで俺らと同じカゴにお土産入れてんだ?」
「会計分けたら大変だろ」
「はぁ、帰ったら請求書書くからな。絶対払えよ」
智明はそう言ってたけど、多分請求書なんか出さない。
なんだかんだ光明くんラブなのはお見通しだもんね。
「兄さん、そろそろ店出ないと。人寄ってきてる」
「会計終わったから俺は出れる。蛍、俺から離れんなよ」
「うん、分かった」
芸能関係者じゃないとはいえ、やはり大手企業の社長として智明は世間に顔が割れてるわけで。
その弟である光明くんと2人でいるとなれば、自然と人が集まってきた。
やっぱり大勢の人に囲まれるのは未だに慣れないな。
「無難なのは菓子類だろうけど、形に残るものの方がいいのか?」
「めっちゃ悩むよね⋯」
「兄さんも蛍も悩みすぎじゃない? 落ち着いてみればお土産にぴったりなの結構あるけど」
たしかに、落ち着いてみると色んなお土産が売っていることに気づく。
こんなに種類あれば、良さげなもの選べそうだな。
「やっぱり定番はこれだよね⋯」
「北海道土産といえば、って感じだもんな」
「でもこれが安牌じゃない?」
「だな、これにするか。そんで、光明はなんで俺らと同じカゴにお土産入れてんだ?」
「会計分けたら大変だろ」
「はぁ、帰ったら請求書書くからな。絶対払えよ」
智明はそう言ってたけど、多分請求書なんか出さない。
なんだかんだ光明くんラブなのはお見通しだもんね。
「兄さん、そろそろ店出ないと。人寄ってきてる」
「会計終わったから俺は出れる。蛍、俺から離れんなよ」
「うん、分かった」
芸能関係者じゃないとはいえ、やはり大手企業の社長として智明は世間に顔が割れてるわけで。
その弟である光明くんと2人でいるとなれば、自然と人が集まってきた。
やっぱり大勢の人に囲まれるのは未だに慣れないな。