婚約破棄を希望していたのに、彼を愛してしまいました。
一章
俺の本性、知りたい?
「ていうか、なんで私ここにいるの!?」
「蛍さん、叫ばないで。お隣さんびっくりしちゃう」
「すみません⋯」
でも、叫ばずにはいられないよ。
だって私今、高峰さんが住んでいるマンションに強制連行されたんだよ!?
行きたくないって抵抗したのに、ひょいっと抱えられて車に押し込まれた。
「蛍さんの部屋はこっち。僕の部屋隣だから、何かあれば声かけてね」
「ほんとに私の荷物運んである⋯」
「当たり前でしょ。寝室はこっち、2人一緒だからね」
「寝室一緒なんですか!?」
「そうだよ、文句ある?」
「できれば寝室分けてもらえるとありがたいんですけど⋯」
「ごめん、それは無理。寝室は一緒、それは変えないよ」
なんか薄々勘づいてたけど、高峰さんお父さんの前で猫被ってたな。
ちょいちょい素が見え隠れしてる気がする。
「よし、腹減ったし飯にしよ」
「私良ければ作りますかね⋯?」
「いや、俺が作るからいいよ。蛍さんは荷解きでもしてて」
「お世話になるのに、何もしない訳には⋯」
「気にしないで。飯出来たら呼ぶから」
そう言って高峰さんはさっさとキッチンに行ってしまった。
なんかさっきとキャラ変わりすぎてて、ちょっと混乱する。
「蛍さん、叫ばないで。お隣さんびっくりしちゃう」
「すみません⋯」
でも、叫ばずにはいられないよ。
だって私今、高峰さんが住んでいるマンションに強制連行されたんだよ!?
行きたくないって抵抗したのに、ひょいっと抱えられて車に押し込まれた。
「蛍さんの部屋はこっち。僕の部屋隣だから、何かあれば声かけてね」
「ほんとに私の荷物運んである⋯」
「当たり前でしょ。寝室はこっち、2人一緒だからね」
「寝室一緒なんですか!?」
「そうだよ、文句ある?」
「できれば寝室分けてもらえるとありがたいんですけど⋯」
「ごめん、それは無理。寝室は一緒、それは変えないよ」
なんか薄々勘づいてたけど、高峰さんお父さんの前で猫被ってたな。
ちょいちょい素が見え隠れしてる気がする。
「よし、腹減ったし飯にしよ」
「私良ければ作りますかね⋯?」
「いや、俺が作るからいいよ。蛍さんは荷解きでもしてて」
「お世話になるのに、何もしない訳には⋯」
「気にしないで。飯出来たら呼ぶから」
そう言って高峰さんはさっさとキッチンに行ってしまった。
なんかさっきとキャラ変わりすぎてて、ちょっと混乱する。