Secret Love
12


『加恋おはよ!』



「柚来…おはよ!」



わたしは、柚来と、ちゃんと話すことにした。



わたしだけが気持ちを話すんじゃなくて、柚来にも気持ちを話してほしいから…。



「今日、1限目サボらない?」



『え、珍しいね?加恋から言ってくるなんて』



「うん、たまにはね?」



『じゃ、行こっか!』



少し歩いて、わたしたちは、屋上前の階段に着いた。



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