Secret Love


『加恋は、そいつじゃないと幸せになれないんだろうな』



ゆっくりと顔を上げると、ドアの方を見ている藍沢くんがいた。



『…多分、もうすぐ来るよ。じゃあな、加恋』



それだけ言うと、藍沢くんは出て行った。



え…?



来るって…誰が…?



わたしが呆然としていると、勢いよくドアが開いたのと同時に…



『…っ加恋!』



蓮の声が聞こえた。



.
< 136 / 358 >

この作品をシェア

pagetop