Secret Love


『…だから加恋は別れようとしたわけだ?』



「うっ…ごめんなさい…」



しゅんとなって、体を縮こませていると。



ふわっと抱きしめられて…。



『…俺のためを思うなら、ずっと別れないでいて?』



って…。



その言葉が、素直に嬉しくて。



「うー…」



また…泣いちゃったんだ。



.
< 208 / 358 >

この作品をシェア

pagetop