Secret Love


なにも…恥じることはないんだ。



大丈夫…わたしには、柚来や尚、蓮もいる─…。



そう思うと少しだけ安心できた。



───────
─────…



「ふぅ…」



教室のドアの前に立ち、ギュッと目をつむる。



大丈夫…大丈夫大丈夫…!



なんども心の中でそう呟いた。



ゆっくりとドアに手をかけて…



─ガラッ…



.
< 260 / 358 >

この作品をシェア

pagetop