Secret Love


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「…はぁ…」



わたしは家に帰ってきて、部屋に入った。



意識しなくても…ため息が出てしまう。



頭の中には、記憶喪失の文字と…蓮の声。



“姉ちゃん…”



「あーもう…考えても…仕方ないのに」



蓮の声は変わってない。



蓮の笑顔も変わってない。



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