Secret Love


『あっ、加恋…』



尚の声がして、顔を上げると。



動きが一時停止している尚がいて…。



わたしはとりあえず声をかけた。



「えと…尚?どうしたの?」



その声にハッとしたように、尚は



『…あ、いや別に』



と言って、元いた場所に、戻っていった。



「…なんだったんだろう…」
『…めっちゃかっこいい…』



.
< 32 / 358 >

この作品をシェア

pagetop