Secret Love


『…ちょっと加恋ー?ご飯が冷めちゃうわよー』



下からお母さんの声が響く。



いけない…忘れてた。



わたし、蓮を呼びに来たんだっけ…。



「は、早く下行こ…」



わたしが焦りながら蓮を見上げると、目の前に蓮の顔があって。



「え…っ」



思わず漏れた驚きの声を塞ぐ唇。



それは…甘い甘い、わたしのファーストキスだった。



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