君と僕に永遠を。
冷徹少年 riruside
何度も指折り数えて待ちに待った登校初日。最初は先生に紹介してもらうことになっているので職員室で待ち合わせ。事前に打ち合わせと称する病気の説明会をしたとき、先生には無理をするなと言われた。体育の授業は必ず欠席することになっている。本当は体育も出たいけど、ただでさえわがままを聞いてもらっている身なのだから流石にそこまでの文句は言えないし、言ったとしても許可が出ることはないとわかっていたのでそれ以外の部分を楽しむことで高校生活を謳歌することにした。
教室に入り、先生に紹介をしてもらった。
「今日からみんなと同じクラスで過ごすことになったりるさんです。仲良くするように。あおとの隣だ。1番後ろに座ってくださいね。」
指定された席に視線を向けるとなんだか不服そうな男の子が座っていた。
見るからにひねくれている。
早速席に座り声をかけてみる。
「初めまして!りるって言います!みんなよりちょっと遅くなっちゃったけどよろしくね、お隣さん。あ、メアド交換しよ!」
「ああ。僕の名前はあおとだ。よろしく」
やっぱりひねくれている。
その後クラスのみんなと会話して、授業を受けてドキドキの登校初日は幕を閉じた。
家に帰るとお母さんが心配そうに玄関で待っていた。
「おかえり。どうだった?苦しくなかった?お友達はできた?」
この質問攻めもお母さんの愛情だということを理解しているので、心配させまいと1つ1つ丁寧に答える。
質問攻めが終わった後自室でケータイをいじる。
帰り道、どうやって体育の授業の穴埋めをしようか考えていた時、あのひねくれ少年と仲良くなることに決めた。みんなが避けているあの少年と仲良くなればみんなより1人分多く友達を作ることができる。
何度も指折り数えて待ちに待った登校初日。最初は先生に紹介してもらうことになっているので職員室で待ち合わせ。事前に打ち合わせと称する病気の説明会をしたとき、先生には無理をするなと言われた。体育の授業は必ず欠席することになっている。本当は体育も出たいけど、ただでさえわがままを聞いてもらっている身なのだから流石にそこまでの文句は言えないし、言ったとしても許可が出ることはないとわかっていたのでそれ以外の部分を楽しむことで高校生活を謳歌することにした。
教室に入り、先生に紹介をしてもらった。
「今日からみんなと同じクラスで過ごすことになったりるさんです。仲良くするように。あおとの隣だ。1番後ろに座ってくださいね。」
指定された席に視線を向けるとなんだか不服そうな男の子が座っていた。
見るからにひねくれている。
早速席に座り声をかけてみる。
「初めまして!りるって言います!みんなよりちょっと遅くなっちゃったけどよろしくね、お隣さん。あ、メアド交換しよ!」
「ああ。僕の名前はあおとだ。よろしく」
やっぱりひねくれている。
その後クラスのみんなと会話して、授業を受けてドキドキの登校初日は幕を閉じた。
家に帰るとお母さんが心配そうに玄関で待っていた。
「おかえり。どうだった?苦しくなかった?お友達はできた?」
この質問攻めもお母さんの愛情だということを理解しているので、心配させまいと1つ1つ丁寧に答える。
質問攻めが終わった後自室でケータイをいじる。
帰り道、どうやって体育の授業の穴埋めをしようか考えていた時、あのひねくれ少年と仲良くなることに決めた。みんなが避けているあの少年と仲良くなればみんなより1人分多く友達を作ることができる。