次の春に

「そ、それって……LIKE？LOVE？」



「そうだな…LIKE…？うーん、LOVE寄りのLIKEかもしれない」



「…マジすか？」



「今日告白でもされてたらLOVEになってたかもな」



「好きです！付き合ってください！！」



「…あ、そうだお前さぁ、文化祭の時のあの格好、なんだったんだよ」



「いや無視かーーーい！」



「文化祭はみんなで考えたものをおそろいで着て、同じ目標に向かって協力し合うことでクラスの絆を深めるためのものであってな、お前個人の承認欲求を満たすためのものじゃぁないんだよ」



「あーはいはい、さーせんしたぁー」



「まぁあの…バニーガール？」



「うん。バニーガール。ちょっとは女として意識してくれるかなと思ったら秒で『違反。脱げ。』ってさぁ…ひどくない？効き目あると思ったんだけどなぁ」



「あれな…効いたわ」



「効いたんかい」



「トイレでひとり叫んだわ」



「センセーやっぱ私のこと好きでしょ？LOVEでしょ？」