✧*。最愛✧*。


はぁ…とため息をつき雪夜は美沙希の肩に手を置き宥めるように話す



「あのな俺と鈴は幼馴染なんだ。別に隠してたわけじゃねえけど、態々(わざわざ)言う必要もないかと思ったんだ」




「…雪夜、それって鈴香とは何にもないって事だよね?友達って事だよね?」




「うん、まぁ…そうだよ」




雪夜が返事した時、鈴香の表情が曇った



それを美沙希が見逃すはずはなくて鈴香を見据えたまま言葉を続ける



「雪夜は友達だって言えるだろうけど、相手はどう思ってるかなんて分からないでしょ?今のあんたに言っても無駄だって分かってるけど……でも、乃愛の事を考えたら「美沙希!!もう、いいから」……乃愛」



美沙希が何を言おうとしたのか、何となく分かる



だけど、私と雪夜は もう終わってるの



……ただ、私の気持ちが追いついていないだけ


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