✧*。最愛✧*。
そもそも玲央って何が好きで何が嫌いとか、私は何一つ知らない
くっ……かくなる上は
私は、潔く玲央の隣に座った
「玲央。今日、クリスマスイブでしょ?私ね、玲央にあげるプレゼント買うの忘れたからさ…今からデートしない?」
意気込んでそう言うと、一瞬ビックリした顔をした後、一人で笑い始めた
「ってか。クリスマスって事自体、忘れてただろ?」
「……ぅ」
クスクス笑う玲央に見透かされて言葉に詰まり視線を逸した
特に欲しい物がないと言う玲央は、何やら思いついたらしくバイクで、ショッピングモールに向かった
「どこ行くの?」
「ん?秘密」
手を繋いで、気になる店を覗きながら目的の場所へと向かった