39回目の3月9日
目が覚めた私は《また》、卒業式30日前の朝にいた。
アラーム音で目を覚ました私は、眉を顰めて枕元のスマホをつかむ。
アラームを止めるついでに日付を確認しつつ、はぁぁあ、と長いため息をついた。
表示された日付は2月7日。
3月9日に行われる、高校の卒業式の、ちょうど30日前だ。
そして、私がこの2月7日を迎えるのは、39回目になる。
「……なんなのよぉ…………」
タイムリープなんて、アニメや漫画の世界だけの話だと思っていたのに。
私はかれこれ38回も、この【卒業までの残り一ヶ月】を過ごしていた。
アラーム音で目を覚ました私は、眉を顰めて枕元のスマホをつかむ。
アラームを止めるついでに日付を確認しつつ、はぁぁあ、と長いため息をついた。
表示された日付は2月7日。
3月9日に行われる、高校の卒業式の、ちょうど30日前だ。
そして、私がこの2月7日を迎えるのは、39回目になる。
「……なんなのよぉ…………」
タイムリープなんて、アニメや漫画の世界だけの話だと思っていたのに。
私はかれこれ38回も、この【卒業までの残り一ヶ月】を過ごしていた。
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