極短☆ホットココア






「…渚…っ、…渚っ!」



曇った窓を手でこする。


ガラスは冷たくて、

まるで外にいるみたいに体が冷えた。





「…行かないでよ、」


少しでも弱音を吐いたら、

あたし渚に気持ちを言っていたかも知れない。




だからせめて渚のいない今だけは、


弱くて良いかな?














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