極短☆ホットココア
飲み物がないと寒い中ぼやいていたあたしに、
見ず知らずのあなたはくれたよね?
まだ他のクラスで、
名前も学年も分からなかった頃だけど。
あの時くれたホットココア、
本当に暖かくて、
それでいて甘かったよ…
恋してる味だった。
─「言葉にしなきゃ、分からない」
渚、
彼女への気持ちはね、
言葉にして初めて本物になるんだよ。
だから後悔しないように、
同じ思いでいることをあなたのその優しさで、
彼女を包みながら告げてあげて下さい。