極短☆ホットココア






最後に、

見えなくなったあなたへ…





「…渚に、永遠の愛を…」






渚とあたしじゃ永遠なんて言葉、


似合わないし到底無理な願いだった。



けど二人なら、

永遠の愛を誓える気がするの。





いいじゃない。

たまにはこんな恋も…



「…はあ、」


ホットココアを飲み干すと、あたしはゆっくりと息を吐いた。




















「沙雪、ありがとう」





曲がり角で立ち止まったあなたが漏らした、

小さな感謝の言葉。



「渚、ありがとう」


あなたと恋をして幸せだったあたしの、


小さな感謝の言葉。






えんど
< 17 / 17 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

短編*..嘘つきな恋

総文字数/1,090

恋愛(その他)9ページ

表紙を見る
嘘でもいいから抱き締めて、

総文字数/2,795

恋愛(その他)19ページ

表紙を見る
小さな初恋

総文字数/64,245

恋愛(その他)200ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop