闇と月



それからは、そうが私の親と話をつけてくれて、保護者として何不自由なく育ててくれた。

それでも、私に植え付けられた恐怖は消えず、夜中魘され、目が覚めたりパニックを起こしたりする度に、背中をさすってくれたりしてくれ、いつも、誰かしらそうの家にいて私の面倒を見てくれた。

半年ぐらいそんな生活が続き、皆が勉強を教えてくれたおかげもあり、中学は2年生の途中からちゃんと通い始めた。

本当はあまり行きたくなかったけど、転校した方がまだ通いやすいということで、そうの家から近い中学校へ転入。

高校にも無事受かり今に至る。

話し終えた時私は少し震えてたと思う…

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