闇と月


「…ず、ゆず、柚ーー!」

気づいたらピンクが目の前に広がっていた。

『あれ、なんであんた達いるの?』

私ずっとボーッとしてたんだ…

仁達が屋上にいた。

「もうお昼休みだからー」

康太がお菓子を食べながら言った。

『え、もう昼休み!?』

「柚華さん、煙草吸うんですね。体に良くないですよ。」

渉に言われたくないし…

てか、どうせみんなも吸ってるでしょ。

『何、悪い? フッもしかして女の子はみんな吸わないとか理想でも抱いてた?』


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